日本ぶらりぶらり


小学校の頃友人に引き連れられて(ここ大切)、知らない街を冒険しに行ったことがあります。
ちゃんと夕食には食卓に座っていたので、どうということもない話なのですが。

友人は、知らない土地を自分達だけで進んでいくというのに味をしめて第2弾を企画していたそうです。
出不精の私としては実行されなくてほっとしていた記憶があります。

以来数十年、見知らぬ土地をぶらり旅なんて事は思いつきさえもしませんでした。
そのことに今、気づくとなぜか無性にそんな時間の過ごし方をしてしまった事が残念に思えてならない今日この頃。

さて
今回ご紹介する本の著者は、山下 清さん。
そう、裸の大将でおなじみのあの方です。日本で放浪といえばこの方!?

内容的には、
いわゆる放浪を終えた後の旅行記で、本人が書いた日記を式場隆三郎氏が
手を入れたり、口述筆記したものです。

ちなみに、
式場隆三郎氏は精神科医で、以前ご紹介した「二笑亭綺譚」の著者です。
この本と出会わなければお二人の関係を知らないままでした。

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日本ぶらりぶらり (ちくま文庫)
筑摩書房
山下 清 (著)
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放浪

本書は、1958年1月に刊行されたものを文庫化した本です。
なので、少々お古い話なのですが、十分楽しめます。

なので、少々お古い話なのですが、十分楽しめます。なんといっても、
ふんだんに使われた挿絵がいい。すべて著者の手によるものです。

老婆心ながら、
私のように、ドラマの「山下 清」しか知らない方は、
巻末の、年表と解説から読むことをお勧めしますよ。

年表からは、ドラマでは描かれない著者の本当を知ることが出来ます。
さらに、
前述のとおり、本人の文章がそのまま使われているのではありません。

なぜか?
そこのところをまず読んでいるとP41からP48あたりで、
本を投げ出さずに済むかと思うからです。
むしろ楽しく読める!?

著者は、女性に会うと体重を聞いていたそうです。
美人かどうかは判断が付かないから、重さで判断するそうです。
30貫の女性がいたらどんなに遠くにいても会いに行くとか。
(ちなみに1貫 = 3.75キログラム)

兵庫県西宮の夙川でのくそ話、どうすると絵がうまくなるかという
質問の答え方などなど。

本文は、旅行先での著者の論理や思ったこと、見たこと
言われたことで構成されており、笑わされながらも考えさせられる
事柄で満載です。


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机禅文庫在庫状況
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【状態】
2010年1月第8刷発行。帯なし。カバーに少々スレ跡及び小キズあり。
本文に目立った傷みなし。

【中古価格】
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