かまわぬの手ぬぐい使い方手帖

先月、思い立って大阪は東大阪市にある「司馬遼太郎記念館」に行ってきました。

司馬遼太郎記念館
入り口へのアプローチが、最高でした。

地階は、おたまじゃくしのような形になっていて、尻尾の部分に床から天井まで
びっちりと本(2万冊余りの蔵書と作品)が並んでいます。
その圧巻の状況に、騒いで入ってきた子供達も黙るというのは納得です。

実は、ある方が、天井!?から覗いているんですよね。
確かに見えました。
実際に行ってその目でお確かめくださいね。


さて、司馬遼太郎作の「坂の上の雲」。
昨年の暮れから3年かけてNHKで放送されるドラマの原作です。
その中に、
高浜虚子が、正岡子規を描写したくだりに作者が感想を書いてあります。
引用すると、

「腰にはさんだ手拭が日本手拭ではなく、東京のタオルだったのがうらやましかったのであろう。」(ここまで)

いつの時代もどんな人も新しい物にはあこがれるようです。

時が移り、今。
その手拭がタオルに慣れた人にとって目新しく映っているようです。
その柄(デザイン)に惹かれる方も多いんじゃないでしょうか。

かくいう私もその一人。

そこで、早速一つ手に入れて、
かまわぬの手ぬぐい使い方手帖

かくいう私もその一人。そこで、早速一つ手に入れて、一ヶ月ほど使っています。
最初びっくりしたのが・・。

青い汁(染料?印刷?の色が落ちている)が洗面器いっぱいに。
(体が真っ青になってるかと思いました。)
さらに、端がほつれてきて手に引っかかること。

端が切りっぱなしになっている!??

なぜ?これでいいのか?

そこで、この本の登場です。
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かまわぬの手ぬぐい使い方手帖
河出書房新社
かまわぬ (編集)
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かまわぬの手ぬぐい使い方手帖

まずはじめに、

「かまわぬ」とは、
「鎌」と「輪」の形と「ぬ」の字とを組み合わせたもので、
「構わぬ」にかけたしゃれ。
江戸元禄時代にはやった柄のひとつで、
柄を文字に見立てて読ませる判じ物(はんじもの)といいます。

"細かい事にはこだわらない"といった男気を表した柄です。

のちに歌舞伎の七代目市川團十郎が着物の柄として愛用したそうです。

このように、伝統的な柄には意味があり、それを持つ事は
自己表現の一つとなっていたようです。

さて、
この本は、さまざまな使い方をフルカラーで示してくれてます。

例えば、モノを包んだり、頭にかぶったり、首にまいたり、ランチョンマットにしたり、
壁にかけたり、ゲームしたり、願掛けしたり、海外の方へのおみやげ、

ついには、3枚つなげてバス手拭、巾着やよだれかけ、浴衣、オリジナルまで。

私の固くなった頭をほぐしてくれる使い方で満載です

ブックカバーなんてのもありました。

かまわぬの手ぬぐい使い方手帖

巻末に、折手拭(折り紙の手拭版)や包み方、かぶり方の写真図解が掲載されてますので、
これはっ!と思った使い方はすぐ出来るようになってます。


ところで、なぜ手拭の端が切れっぱなしなっているかというと、
水切れを良くするためなんだとか。
そのため早く乾き、清潔に保つことが出来るそうです。なるほどね~。

又、20数種類の伝統的な柄の解説も載っています。

今年の母の日父の日には、感謝の思いをこめた絵柄で「手拭を贈る」ってのもいいなあって考えてます。


かまわぬの手ぬぐい使い方手帖

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机禅文庫在庫状況
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【状態】
2006年9月第5刷発行。帯(小ヤブレあり)あり。カバーに少々スレ跡及び小キズあり。本文良好。

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